2016年3月16日 (水)

「リボンの騎士」オープニングテーマ

001”Princess Knight”
 Main Theme
冨田 勲
(Isao Tomita
  1932-2016 )


漫画の神様=手塚治虫(1928-1989)の代表作「リボンの騎士」のアニメ版(1967年4月ー1968年4月放送)オープニングに使用された楽曲である。即ち半世紀前の子供番組のテーマ音楽なのだが、この作品の出来映えはあまりにも高レベル!
日本人を超えた、というよりもう独特の突き抜けてハイセンスな楽曲である。魅力的な”ツンデレ”メロディーはもちろん、極めてオシャレなリズム、マリンバの音色が効いたサウンドなどなど、今でも色褪せることなく斬新で、聴く者を夢中にさせる要素に溢れている。

    ※ふとしたことをきっかけ(それが田中圭一の「はぁとふる売国奴」だっていう
      のはご愛嬌ということで…^^)に「リボンの騎士」を思い出し、あのオープニ
      ング・テーマをどうしても聴きたくなってしまったのである。そして聴いてみて
      改めて凄い名曲だ!と感じ入った次第。


Photoそれもそのはず、作曲したのはあの”世界のトミタ”なのだ!

冨田 勲は作曲家としてNHK大河ドラマの音楽や「きょうの料理」「新日本紀行」のテーマ音楽、「ジャングル大帝」「どろろ」のテーマなど、映像関連を中心にポピュラーソングや童謡に至るまで幅広い作品を手掛けていたが、ほどなく1970年代以降はシンセサイザー音楽の先駆者として活躍の場を世界へと広げた。彼のシンセサイザーによる最初の作品集(LP)「月の光-ドビュッシーによるメルヘンの世界」(1974年)は米国ビルボード誌クラシックチャート第1位を獲得し、グラミー賞4部門にノミネートされたのである。その後「展覧会の絵」「惑星」もビルボード誌クラシックチャート第1位となり”トミタ”の名はまさに世界的なものとなった。
Lpそんな冨田 勲の手腕は、「リボンの騎士」の世界観と見事なほどに合致した主題曲を生み出している。華麗にしてファンタジック、メルヘンチックでありながら実に上品で美意識の高い音楽であり、その中でくるくると変化する曲想は主人公サファイアのキャラクターを示唆するようでもある。

♪♪♪

123「リボンの騎士」は1963年から1966年に講談社の少女漫画誌「なかよし」に連載された作品で、手塚治虫が生んだ少女漫画の金字塔にして同ジャンルにおけるストーリー漫画の先駆けと評される傑作である。

     ※実はこれより10年遡る「少女クラブ」連載版(1953-1956)という「リボン

       の騎士」の原典があるが、アニメ化にあたっては「なかよし」版を中心と
       した原作エピソードを織り交ぜ、オリジナルの物語も加えられている。


<作品概要>
Happy_2天使チンクの悪戯により、男と女両方の心を持って生まれてきてしまったシルバーランドの王女サファイア。男しか王になれないという掟のあるシルバーランドでは、悪評高いジュラルミン大公が次の世継に自分の息子を据えようとしていた。ジュラルミン大公のシルバーランド支配を逃れるため、サファイアは表向きは王女でなく王子として育てられることとなったのである。かくしてサファイアは15才となり、極めて美麗で優しい王女にして、正義感が強く勇猛果敢な剣の達人たる王子へと成長していた。

謝肉祭の夜、亜麻色の髪の乙女に変装したサファイアは舞踏会で隣国ゴールドランドのフランツ王子と踊り、二人は瞬時に強く惹かれあう。
このサファイアとフランツの恋がストーリーの中心であり、王位を狙いサファイアを亡き者にしようとするジュラルミン大公一派の企みが迫ったり、フランツと娘を結婚させゴールドランドを我物にしようと狙う魔女、サファイアに嫉妬しフランツの心を得ようとする美神ビーナスなどが登場して、サファイアとフランツの運命を翻弄する。

しかしサファイアから男の心を抜き取り完全な女の子に戻そうと奮闘する天使チンク、忠節な家臣たちや漢気溢れる海賊ブラッド、魔女の娘ヘケートやビーナスの召使いエロース、女剣士フェリーベら善良なる者たちの文字通り献身的な支援を得て、波瀾万丈の展開の末にサファイアとフランツの恋は大団円へと向かう。


Photo_2原作「リボンの騎士」にはさまざまな魅力が散りばめられているが、それはやはりサファイア姫の魅力に尽きると云って良いのではないだろうか。巧みな設定のもとにストーリーが展開するにつれて、誰もがサファイアの幸福を願い、彼女を守りたいという思いに駆られ周りのキャラクターへ感情移入してしまう。鮮やかに剣を操る気丈なサファイアは、愛するフランツの前ではこの上なく愛らしく恥じらいを見せる-そのギャップは彼女を一層魅力的に映すのだ。
本作は所謂”少女漫画”なわけだが、サファイアは男の保護本能をかくも著しくくすぐるのであり、さすれば男性にとっても魅力的な作品であることは疑いないと思う。サファイアの外見の美しさだけでない人間としての、また女の子としてのさまざまな美点がエピソードのここかしこから滲み出しているのである。
(そんな女の子が次々に襲い掛かる苦難と健気に戦っていたら”守ってあげたい”じゃあないか!)

Sweetestお相手のフランツ王子もサファイアの魅力をトータルで捉えている。ビーナスを見て「ゾッとするほど美しい」と感じながらも、如何に言い寄られたって全くなびかない。挙句この美の女神に対して「サファイアはあなたの百倍も素晴らしい!!」とまで言い放つのである。この辺りも当時の少女たちには堪らなかっただろうと想像する。
(逆に男の立場からしても、そこまで言い切れる女性と出会えるなんてことはとてつもないロマンなんだけど…。)

そして私にとっても-
スラリと手足の伸びた華奢な美少女…子供心にも惹かれたサファイアは、外見的にもずーっと「どストライク」♪

    ※尚、現行単行本に収録された最終版は連載当時と比較してかなりの改訂
      が行われている。登場人物とエピソードの追加・変更があるほか、当時の
       漫画作品に多く見られたストーリーと関係性の薄い”笑いネタ”を排し、判
      りやすくまた話の辻褄をキチンと合わせるように直されて、今読んでも違
      和感なく読み応えのあるストーリー漫画へと完成度を格段に向上させてあ
      るのだ。キャラクターの人間像もよりクッキリと確立され、台詞も随所で改
       訂し研ぎ澄まさ
れている。

♪♪♪

アニメ版「リボンの騎士」のオープニングテーマには3つのバージョンが存在しているが、本稿で採り上げるのは「インストゥルメンタル版」である。

    ※放送初期のみにこのバージョンが流れていたとのことであるが、私には
      歌詞が入っているバージョンの記憶がなかった。(エンディングの「リボン
      のマーチ」には歌詞がある、という認識。)
      
      しかし実は他に歌(詞)入りの「王子版」「王女版」の2バージョンがあるこ
      とを大人になってから知った。歌っているのは「キューティーハニー」でも
       おなじみの前川 陽子(当時彼女はまだ高校生)。
      「王子版」は”ボク”で歌詞が始まり、「王女版」は”あたし”で始まる。より
      決定的な違いは「王子版」は「インストゥルメンタル版」と同じシャッフル
      (但し「王子版」は随所に女声コーラス&スキャットを入れるという凝りよ
      う!)なのだが、「王女版」は8ビートのアレンジで、ドラムソロなどもある。

      さらに「インストゥルメンタル版」の中にも幾つかのバージョンがあるよう
      で、オーケストレーションが微妙に違っている。現在入手可能な市販音
       源とは違う「インストゥルメンタル版」があり、私はネット上で偶然これを手
      に入れた。数あるバージョンの中で最もシンフォニックかつ美的であり、
      本稿はこのバージョン(後述の通り1978年発売のLPに収録されたもの)
       に基いて記述している。従って、過去にテレビでご覧になった皆さんのイ
            メージとはおそらく異なっていると思う。現在You Tubeなどで視聴可能な
      のも当時のテレビバージョンだからである。

      歌(詞)入りのヴァージョンは、当時の時代を感じさせるものではあるのだ
      が、悪くない。私などはおきゃんでスィートに歌われる
            「ボクのみる夢は ひ・み・つだよ♪ 誰にも言わない ひ・み・つだよ♪」
      あたりに、やっぱりグッと来てしまう…!^^)


Opening_animation_1華やかに打ち鳴らされるチャイムの音色が印象的な6/8拍子の序章部に続き、トランペットの壮麗なファンファーレ。最後のトランペットのハイトーンともに、ラッパのベルの中から天使チンクが華やかに飛び出してお城の中へ降りていくシーンに転じる。
おもちゃの山に落っこちたチンクは(本編に登場する)ぶなの木の笛を吹きながらおもちゃたちと行進を始めるのだが、その楽しげな様子が愛らしいピッコロ・ソロで描かれる。…ここでカウンターに入るロータムの気の利いていること!

シャッフルのリズムにのったピアノの印象的なイントロが奏でられ、主部のメロディが流れ出す。シンコペーションを効かせたこのメロディこそが、最高に魅力的!
Photo_3凄くシャレているし、とても現代的でかつ上品、可愛らしくて透明で-何と奥行きの深い旋律だろうか!バイオリンとグロッケンの奏するこの旋律のバックにはファンタジックなマリンバのトレモロ、カウンターは美しく軽やかなピアノ…音色配置も抜群である。

間奏部分はブラスの奏する快活なポップスマーチと、ピッコロ・ソロの小洒落たシャッフルとが2小節ごとに応答する。
Photo_4ドラムスが最高にカッコよく、この2つのリズムを行き来する小粋さには心躍らさずにいられない。

終盤に向かい息の長い旋律が甘美で艶やかに奏され、
Photo充分な高揚感を経て再び鐘の鳴り響く華やかなエンディングとなって締めくくられる。

2_2♪♪♪

リピートを含むフル・バージョンでも僅か2'50"ほどの小曲だが、この完成度の高さ、強く心に灼きつけられる感銘は何だろうか。
旋律やフレーズが頭から離れず、どうしてももう一度聴きたい、となってしまう。

-こういうものこそが、名曲である!

♪♪♪







Lp2音源は1978年に日本コロムビアから発売されたLP(CS-7083)をお奨めする。
このLPの演奏は
インストゥルメンタル版:
コロムビア・オーケストラ
歌入り(王子バージョン)版:
前川陽子&ルナ・ハルモニコ

とクレジットされているが、アレンジそして演奏のクオリティが極めて高い!
テレビ放映バージョン、およびそれを収録したCD「懐かしのミュージッククリップ29 リボンの騎士 」しかお聴きになっていない方には、ぜひこのLP収録の演奏を一度聴いていただき、この曲の真価を堪能してほしいと願わずにはいられない。

♪♪♪

私はあまりにもこの曲が好きになり過ぎて、思わず「リボンの騎士」原作を購入し改めて読み返してしまった。本当に面白い!その愉しみも実に大きく、私にはとってもうれしいことだった。

    ※ 関連記事 : リボンの騎士(原作) 橋本音源堂ANNEX

(Revised on 2016.7.12.)

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2007年2月27日 (火)

Isn't She Lovely  -Stevie Wonder

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今更私が申し上げるまでもないことだが、
スティーヴィー・ワンダー (
Stevie Wonder 1950 
は本当に凄いミュージシャンである。
最初のアルバム”
Fingertips"を上梓したのがまだ幼い1963年、以降全米No.1ヒットは9曲、3作品連続を含むグラミー賞受賞16回…。評価されたのは当然で、単にメロディーの良さとかそういったことだけではなく、彼のアルバムを聴くと実に細部にまで神経の行き届いた音楽作りに感心する、いや圧倒される。

音楽として全てが整っている。ベース・ラインもホーン・セクションのフレーズも煌きに満ち、繰り出される音、リズム全てが”美しい”。本邦のポップスなどを聴いていると、せっかく光るもの、魅かれるものを持っていても”汚なさ”が同居していて、ゲンナリさせられることが少なくない。その意味でスティーヴィー・ワンダーの完成度はとてつもなく高い!

♪♪♪

Isn't She Lovelyは、愛娘の誕生に対する喜びと感謝が爆発するナンバーで、1976年のアルバム”Songs in the Key of Life”に初出、現在もCMに使用されるなど人気の高い楽曲だが、近年アレンジを変えてシングル盤の発売もされた。とてもハッピーな音楽であり、イントロからしてゴキゲンなGrooveぶりで、いつも聴くと元気をもらう。一体どうしたら、こんなゴキゲンな音楽を生み出せるんだろう?

しかも、この素敵な曲すらがスティーヴィー・ワンダーの世界では序の口に過ぎず、心に残る名曲が溢れんばかりに存在するのだ。私にとっての愛聴盤は、長い彼のキャリアの中から生み出されてきた名曲を集めたベスト盤(冒頭画像)で、折に触れて聴いている。理屈抜きに素晴らしい!


   ※お気に入りの曲の中で”
I Wish だけは収録されておらず(残念)、
       これは別の
CDで。

♪♪♪

さて、そんなスティーヴィー・ワンダーの名曲たちを吹奏楽の世界に!という野望(?)から生まれたのが
「スティーヴィー・ワンダー・メドレー」
(杉本
 幸一編曲)
である。

実はこの作品を上梓する前から、長いこと杉本氏と構想(妄想?)を暖めていたことを想い出す。これだけ素晴らしい曲があるスティーヴィー・ワンダーの作品の中から、どの曲を選ぶか?

杉本氏とお話しながら悩みに悩む中、身に沁みて判ったスティーヴィー・ワンダーの凄さ。彼はこれだけ長いキャリアの中で、まるで別のミュージシャンに生まれ変わったかのように、時代に即応して音楽を生み出し続けているのである。

昔の曲をアレンジし直した、という次元ではない。音楽を、「歌」を創るその初手の段階から、時代の空気といったものを確りと捉え、楽曲を送り出している。迎合しているのではなく、まさに自分に取り込んでいると感じさせるところがまた凄い。変幻自在に最先端のミュージシャンであり続けてきたということだ。

こうしたスティーヴィー・ワンダーの変貌ぶりになかなか的が絞れず、杉本氏にも大いに悩んでいただいた結果、より吹奏楽の特質に合致したという観点から、このメドレーはスティーヴィー・ワンダーの初期の作品を中心に編まれることとなった。
創作過程で「”心の愛”でなく”回想(
I Wish)”で行きましょうよ!」などという私の勝手な思い入れを受容れて下さった杉本氏には、心から感謝したい。

スティーヴィー・ワンダー・メドレー
Stevie Wonder Medley
 
My Cherie Amor
   You're the Sunshine of My Life
   I Wish
   Sir Duke
   For Your Love


  編曲:杉本 幸一

  (
Koichi Sugimoto 1958


  発売:ウインドギャラリー

   http://www.wind-gallery.co.jp/wind-gallery.html

S音源:加養
浩幸cond.
土気シビックウインドオーケストラ

”お約束”のバッキングやカウンター・メロディーなども存分に活かし、スティーヴィー・ワンダーの楽曲の良さを発揮させた、素敵なアレンジになっている。ポップス・ステージのトリを飾るにも充分であり、お薦めします!

(ところでこのアレンジが出来上がったころ、「スティーヴィー・ワンダー」すら知らない方々が吹奏楽界には多数居ることが判って、杉本氏ともども愕然としたという逸話がある。
皆が「私、クラシック以外は聴きませんの。」なんてわけでもないだろうし、やっぱり吹奏楽界の人たちには、「音楽を聴く」というプリミティブなことをもっとやって欲しいと思わされた。音楽に対してもっと興味を持つべきというか…。
決してスティーヴィー・ワンダーの曲を演奏するために、じゃなく、それが自分の演奏や音楽生活に必ずプラスになるのだから。)

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2006年12月 1日 (金)

クリスマス・ポートレート

Xmas_portrait12月、クリスマスの季節。キリスト教徒でない日本人までが浮かれることを揶揄する向きもあるが、私はいいんじゃないかと思う。実際いい想い出もたくさんあるし、今は子供たちが楽しむ姿を見るだけでうれしい。クリスマスはまた、素敵な音楽に溢れる季節でもある。


クリスマス・ソングの私の愛聴盤、それがこの
「クリスマス・ポートレート/カーペンターズ」
リチャードのプロデュースとアレンジが実に素晴らしく、アルバムの隅々にまで彼のセンスが行き届いている。

冒頭の「天なる神には」
It Came upon a Midnight Clearからして凄い。短いがモダンでハイセンスな渾身のアレンジで聴かせるこのアカペラ・ナンバーに続いて、フル・オーケストラを駆使した序曲。-ゴージャスでハッピーなオープニングだ。
さまざまな表情で定番のクリスマス・ソングを聴かせることはもちろん、クリスマスにちなむインストゥルメンタル楽曲も豊富に織り込み、このアルバム自体が素敵なクリスマス・パーティーのよう。

なのに、そのクリスマス・パーティーに
カレンの姿がない。

カレンはどこ?と探したくなるその瞬間、伸びやかなカレンの歌声が「クリスマス・ワルツ」(
Christmas Waltzのメロディーとともに現れる。ここまでカレンを温存する演出の過不足のなさ・・・実に心憎い!

以降、カレンの綺麗な歌声がクリスマス・ソングを楽しく、また艶やかに、また清らかに、或いは暖かに歌い上げるさまはご想像いただけることだろう。

☆☆☆


私にとっての”この一曲”は

「メリー・リトル・クリスマス」
Have Yourself a Merry Little Christmas

”運命が許すなら、これからもずっと一緒にいましょう。木のてっペんに星をのせて、ささやかながら楽しいクリスマスを・・・”
小倉悠加

というロマンティックなナンバーだが、とにかくいい。
本当にじーんとくる。

From now on your troubles
    will be miles away

    というフレーズのふくよかさ、

Hang a shining star upon
    the highest bough

    の澄み切った高音。

カレンの美声は神懸りで、私の心に強く、暖かく響く。
素敵な季節に、素敵な音楽を遺してくれたカレンに(もちろんリチャードにも)、感謝。

※このアルバムは元々2枚のLP1枚のCDに編集したものですが、全21曲の1990年版をおすすめします。全16曲に再編集した2001年版もありますが・・・http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000002GHQ/ref=olp_product_details/249-4576077-1441121?ie=UTF8&seller= 

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2006年10月21日 (土)

雨の日と月曜日は

Carpenters2カーペンターズ(CARPENTERS)はとにかく大好きで、今でもよく聴く。
初めて聴いたのは小学6年生のとき。生まれて初めて買ったレコードもカーペンターズ。美しく暖かいカレンの歌声と、隅々まで美的感覚をめぐらせたリチャードの楽曲。彼らの音楽は、真の意味での「綺麗」という言葉で評するのがふさわしい。

Photo_8中でも最も好きな曲の一つが
「雨の日と月曜日は」
(Rainy Days and
Mondays)

大ヒット曲 "For All We Know" "Superstar" も収めたカーペンターズ絶頂期/1971年のアルバム
”Carpenters"に収録。


"Rainy days and Mondays always get me down."
という歌詞に思わず共感させられてしまうから、というだけではない。
イントロからエンディングに至るまでフィーチャーされたハモニカの、ノスタルジックな音色。中間部のジャジーなSaxアドリブのソウルフルなプレイ。感情を表現し、刻々と表情を変えるリズムス・・・これらがふくよかなカレンの歌唱を引き立てるさまは、次元の高い音楽の喜びを与えてくれる。

何度聴いても、いいなあ。

(カーペンターズについては、また色々な曲に触れたいので、今日はここまで。^^)

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