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2015年6月20日 (土)

筋トレ

筋トレ、と云っても管楽器奏者の筋トレですよ♪
もちろん(管楽器奏者としても)普通の筋トレもやるべきなんですけど、それとは違う管楽器奏者向け固有の筋トレのお話です。具体的には、以下の器具を使用し、毎日励んでいます。

■P.E.T.E.(Personal Embouchure Training Exerciser)
Pete_newsletter1「唇とその周りの筋肉を強化する器具」です。これを使ったトレーニングにより楽器を吹く唇の耐久力向上を図ります。
①唇だけで咥えたP.E.T.E.を引っ張って、抜けないように逆に歯に押し付けるように、口の中心に圧をかける意識で維持する。
(10秒間×10回)
②正しくアンブシュアを作った唇でP.E.T.E.を咥え、”中心に小さな円を作り、更にそれを狭める”イメージで強く圧力をかける。あくまでアンブシュアを維持、上唇上部からも左右均等に圧力をかけるようにして締め付ける。
(10秒間×5回)

寝る前に①②を交互に、2セットやります。楽器が吹けない日には更に昼休みにもやるので1日2回ですね。

   ※私はTrombone奏者・増井朗人さんのやり方を踏襲させていただ
     いてます。P.E.T.E.の使い方を具体的に、ヴィジュアルも使って丁
     寧に説明されているので、ぜひご参考に。


確かに耐久力がつき、また回復力も増したことを実感しています。また、これによって直接的な効果として高音が出るようになった、というわけでもないでしょうが、結果として高音の練習が何度もできるようになるためか、音域も拡がったと思います。

■パワーブリーズ(POWERbreathe Plus)
Plus3_pack「呼吸に於いて特に吸気に負荷をかけることで、呼吸に必要な腹筋・背筋・横隔膜を強化する器具」です。
①器具を咥えた口からのみ、素早く力強く息を吸い(=器具の中にある弁が開く感覚がある)、ゆっくりと息を吐く、を30回連続で行う。
②30回連続でこの呼吸ができるギリギリのところまで負荷を上げてトレーニングする。その負荷がこなせるようになったら、翌日はダイヤルを回して更に負荷を上げて行う。

これを1日2回、朝と夜に行っています。
呼吸筋のパワーや持久力を強化し、酸素効率を上げることで運動能力を上げ、プレイを向上させるのが狙いです。

この器具はかかる負荷によって軽・中・重の3種類がありますが、私は「重負荷」を使用しています。曲がりなりにも金管生活38年目の自分は全然平気だろうと実は高を括っていたのですが、やってみると相当キツいです!今現在(使用開始から3週間で)最高10まである負荷メモリのうち、3.5~4.0までしか到達できていません。

短時間にできるだけ多くの息を吸うという、管楽器奏者に絶対的に必要なことを強制的にやらせる(でないと息自体ができなくて苦しい)ものであり、正しく息を吸えている時のイメージ(喉・肺・横隔膜の感覚)がつかめることと、そのために必要な筋肉が鍛えられることは間違いありません。
フレージングの改善や息が足りないことによる音程悪化回避、スピードのある息或いはたっぷりした息を送ることによる上下音域拡大、そして何より音質や音色の改善を夢見てトレーニングを続けています。どのみち呼吸の重要性は絶対的なので、やる価値はあるはずです。最大負荷で呼吸がこなせるようになった頃には、演奏にも相応の進歩があるのでは!?

♪♪♪

この”筋トレ”は「楽器を吹く時間以外の努力で、奏者として向上できる可能性がある。」のがミソなんです。
例えば耐久力向上には広い音域に亘るリップスラーの反復練習しかない、というのが事実かも知れません。でも私にとって楽器を吹く時間は限られています。現在ほぼ毎日練習してはいますが、「大きな音」が出るものでもあるし、確保できる平日の練習時間は1時間~1時間半程度であり、ルーティンの基礎練習だけで終わってしまうのです。仕事の関係上、全く吹けない日だってどうしても発生します。

でも
今よりも少しでも上手くなりたい!
今よりも少しでもいい音で吹きたい!

これらの”筋トレ”はそんな私の、藁にもすがる想いの現れです。さまざまな制約はあるけれど、できるだけのことはする。そう心に決めていますから。

♪♪♪

…ところで先日、P.E.T.E.によるトレーニングの効用について、居酒屋で酒を呑みながら学生時代の友人(同期)に熱弁していた時の実話。

私「だからね、これを使うようになってから、持続力と回復力が全然違うんだよ!!」
友人「ばか、声が大きい!居酒屋で50過ぎのオッサンが二人でそんな会話してたら、絶対楽器の話だなんて思われねえよ!」

…そりゃそーだ。

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コメント

お久しぶりです!この向上心さすがです。見習わなきゃ。

投稿: くっしぃ | 2015年6月20日 (土) 21時13分

くっしぃさま、ご無沙汰しています!そーなんです、この1年ほど-BassからTenorに戻ってから私は結構がんばっています。^^)
先月末のスプリングコンサートでは生まれて初めて指揮者の横でほぼ全編ソロを吹く曲をやらせてもらいました。本番の出来に満足はしていませんが、そういうことにチャレンジできるレベルに、この年になって漸く辿り着いたわけです。
さらにワクワクするチャレンジをするために、そして自分のベストパフォーマンスを更新すべく、ますます頑張りますよー☆

投稿: 音源堂 | 2015年6月21日 (日) 01時44分

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