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2009年5月 5日 (火)

ジュビラーテ

3Jubirate
R.E.ジェイガー
(Robert E.Jager 1939- )


ふと無意識に出てしまう口笛や鼻歌-それは人それぞれに違っていると思うが、私の場合は相当の確率で冒頭譜例のフレーズが現れる。1978年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲A「ジュビラーテ」練習番号Eのピッコロ・ソロ(A.Sax.とのソリ)である。
-何で「ジュビラーテ」?自分でも判然としない…。

♪♪♪

1978年の吹奏楽コンクール課題曲は
A ジュビラーテ (R.E.ジェイガー)
B カント (W.F.マクベス)
C ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井 直溥)
D 行進曲「砂丘の曙」 (上岡 洋一)

であり、私が演奏したのは「かぞえうた」。コンクールの想い出が「ジュビラーテ」にあるわけではない。

吹連は40周年記念事業として、この年の課題曲をジェイガー、マクベスという二大巨匠に委嘱していた。ところが、マクベスは日本のコンクールを当時のアメリカのコンクール(初見演奏審査が中心と聞いた)と同様と想定してしまったようだ。そのためか、全国大会で「カント」を演奏したバンドはなし、という結果になってしまった。

また、前年の課題曲D=行進曲(「若人の心」)がBの部以下を対象としていたことから、1978年も「課題曲DはAの部では使えない」という思い込みがかなりの広範囲で発生していたと思う。大分県予選では選択したバンドはゼロ、西部(現九州)大会でも「砂丘の曙」を選んでいたのは全部門で石田中(沖縄)だけだったと記憶している。
ただ、石田中は「砂丘の曙」を”行進曲の枠組を超えて”歌いまくり、自由曲も伝説の名演となった「パッサカリア」を揃えて全国大会に進む。そして、金賞までも射止めてしまったのだが…。

そのような1978年課題曲の中で、「ジュビラーテ」が圧倒的な支持を集めていたことは間違いない。旋律はどれも魅力に溢れており、それがこの短い作品の中で次々に繰り出されて聴くものを惹きつけるのだ。自由曲もジェイガー作品で揃えるバンドもあり、”ジェイガー大好き”な私は羨ましくて仕方がなかった。
思えば、冒頭譜例のフレーズが私に刷り込まれたのも、そんな渇望ゆえだったのだろうか…。

♪♪♪

ロバート・ジェイガーは自作の特に緩舒部分が日本人に大変人気があることを知っており、「ジュビラーテ」を書くにあたってもこの”期待”に応えようとしたとのことである。そして、まさにその期待通りの作品となっている。

ジェイガー自身が解説したように、冒頭はホルストの「木星」(組曲「惑星」第4曲)にインスピレーションを得たもので、最初の主題提示もHorn(+ Sax)で行われる。
1_3急-緩-急の典型的な序曲形式であり、表題は”歓喜の小楽曲”といったニュアンスか。吹連の40周年を祝う意図もあったであろう。
「木星」よろしくシンコペーションを効かせた主題の展開が特徴的。後年この「ジュビラーテ」を演奏した際、トレーナーの方から「シンコペーションは音を抜かないで(=音の保持を充分に)!じゃないとリズムやテンポが判らなくなる。」と指導され、なるほどと得心したものである。

視界が開けて、Clarinet低音に現れる歌は実に幅広く暖かい。
2続いておどけたような木管セクションの応酬がある(冒頭譜例もその中のワンフレーズ)が、突如目覚めてエキサイティングさを取戻し、あっという間にクライマックスへ!

熱を冷ますようにTubaに導かれて音量とテンポを鎮め、Cantabile となる。ひらりひらりと舞うようなFluteの伴奏にのって、再び優美な旋律をClarinetが歌う。
4この中間部はロマンティックで、何より幻想的である。高揚した旋律に絡んでくるEuph.(+ Sax)の対旋律がまた素晴らしい!
5(実は私、主旋律よりこの対旋律の方が好みである♪しかも…音色はEuph.だけでいい!)

Hornのソロがますます幻想性を深めたのに続き、中間部冒頭が戻ってきてAllegro con brio の再現部へ。旋律が大きなうねりのようにセクション間を受け渡されて循環し昂ぶるさまが聴きもの。最後は短いコーダに突入し、スネアのリムショットとベル・トーンで鮮やかなエンディングとなる。

♪♪♪

課題曲としての役目を終えて「ジュビラーテ」は改訂され、Southern Music Companyより出版された。

※中間部に入る前(=練習番号Gの3小節前の低音(Tuba,Fagotto)の動き:
    4分音符スタッカート → 休符なしの長い音符のスラーに)および終結部
  に変更が見られる。

 


非常にコンパクトにかつ確りとまとまった佳曲であり、何より中間部の夢想的な幻想性は、永く愛される価値のあるものである。

音源は1975年以降のデモ・テープ音源がついにCD化されたものがある。2008年までの全て(1979年課題曲E「朝をたたえて」を除く)が4CD×2セットにて網羅されたのである。
1_2「ジュビラーテ」は
アントニン・キューネルcond.
東京佼成ウインドオーケストラ

による演奏。完璧、とはいえないし当時多かった「如何にもスタヂヲ録音」な音源だが、真摯で情熱的な演奏であり、私はやはりこれをお薦めしておきたい。

Photo尚、改訂新版の録音は2012年4月に発売となった
渡邊 一正cond.
東京佼成ウインドオーケストラ

の演奏で聴くことができる。


※他の所有音源<いずれも課題曲版>
    渡邊 一正cond. 大阪市音楽団
    山下 一史cond. 東京佼成ウインドオーケストラ


♪♪♪

演奏参加型の音楽である吹奏楽において、「課題曲」は特別な存在。なにしろ見事なまでに各世代ごとの”共通体験”なのである。「○○○(課題曲名)の年に中3で…。」なんていうだけで、歳まで判ってしまう。^^)

課題曲であろうがなかろうが、良い曲は良いし、良くない曲は良くない。ただ、否が応にも”演奏体験”が付加されるために、課題曲は過大評価されがちだと思う。本来、楽曲に対する評価は”演奏体験”を除いた客観性によって下されるべきなのに。もちろん如何なる課題曲であっても”想い出”としての価値は十二分に認めるところではあるのだが…。

いずれにしても、日本中のバンド(しかも多くは若い生徒たち)が長い時間と多大な労力、思い入れを投入するのであるから、提供する側にも、「課題曲」を音楽的魅力や内容を備えたものとする責務があるはずだ。
「(オーケストレーションを含めて)”良くない音楽”を何とか良いものになるよう演奏することこそが、課題曲への取組である」
などという馬鹿げた考えは、まさかないだろうと信じたい。しかし近年、その様相がいよいよ強まっているようにも感じられて仕方がないのだが…。

(Revised on 2012.6.3.)

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コメント

Southern版を昨年演奏しました。
改訂箇所としては、最後の小節の最後の音が課題曲版は2拍目でしたが、改訂版は3拍目になっています。伸ばしが1拍長いのです。
スコアをよく見たわけではないですが、大きな改訂箇所は中間部前のところと最後の2ヶ所だと思います。

投稿: CLA | 2009年5月 6日 (水) 09時32分

CLAさん、コメント&情報を有難うございます。
1978年当時、中間部前のTubaを譜面通りスタッカートで演奏するバンドが当然大勢を占めてはいましたが、なるべく長くつないで演奏しようとするバンドもありました。この部分、どう演奏すべきか-議論のあったところです。
Jagerによる改訂版が発表され「やはり音を長くしてつなぐ解釈も”アリ”だったんだー」とまた話題になったものです。
(あくまでJagerの最終的な決断であって、解釈の正解・不正解の話ではありませんが…。)

投稿: 音源堂 | 2009年5月 6日 (水) 10時25分

ここ近年課題曲をしてもフレーズも曲の題名も忘れるのに1977年1978年に吹奏楽をがむしゃらにやって来たものにとって、なぜかディスコキッド、若人の心、ジュビラーテ、砂丘の曙が頭の中で浮かぶのはなぜなんでしょうね(笑)やった自由曲も全部歌いきれる自分がおかしいです。

投稿: | 2009年5月11日 (月) 03時35分

コメントを有難うございます。(常連さんですか?^^)
仰る通りで、このころの曲は全部最後まで歌えますし、コンクールでやった曲なら暗譜もしてますね。
ジュビラーテあたりは、課題曲なんですが本当に旋律が良くってしみじみ思い出されます。長い時間練習するのですから、いい想い出にできる-そんな曲であってほしいと思います。

投稿: 音源堂 | 2009年5月11日 (月) 12時48分

音源堂さんこんばんわ。今日はお聞きしたいことがあります。1976年1977年ジュビラーテ 砂丘の曙の楽譜はどうやったら手に入るのでしょうか?ジュビラーテは上記にありましたが確かドリアンラプソディーの課題曲の裏がディスコキッドだったような・・。母校では今昔の面影もなく現在の顧問はみせてもらえるのも拒まれ、たぶんちゃんと整理されていないようです。悲しいです。あの当時の曲をぜひなつかしみたくて(最近あの時代が注目されてませんか?)あっ年齢ばれますね、いやでも懐かしんでしまいます。吹いてみたい気持ちが沸々と・・

投稿: | 2009年5月27日 (水) 00時14分

拙Blogにお越しいただきありがとうございます。懐かしい、という意味では課題曲のほかにも多く”懐かしい”曲を採り上げております。他の記事もご覧いただけましたら幸甚です。
さて、お尋ねの件ですが
ジュビラーテ:記事中にもありますがSouthern Music Companyより改訂版を入手可能です。
砂丘の曙:残念ながら購入方法がないようです。作曲者上岡 洋一氏のサイトや全日本吹奏楽連盟のHPでも、販売対象の譜面になっておりませんでした。
ディスコ・キッド:改訂版”ディスコ・キッド2009”を作曲者/東海林 修氏のサイト経由で購入可能です。ファンサイトによるご案内を参考にされて下さい。→ http://www6.airnet.ne.jp/oumesan/discography/discomidi.htm

昨今の吹奏楽人気-しかも、今現在の中高生のみならず、(私を含め)過去の吹奏楽経験者の回帰にも支えられたその高まりを勘案しますと、昔の課題曲再販はあり得ると思います。「砂丘の曙」の作曲者上岡 洋一氏も自作品の販売をされてますし、要望を寄せれば「砂丘の曙」についても販売を開始されるかもしれませんね。

投稿: 音源堂 | 2009年5月27日 (水) 08時39分

lovely教えていただきありがとうございました。

投稿: | 2009年5月27日 (水) 14時23分

 本当に毎度毎度個人的なコメントで恐縮ですが、『ジュビラーテ』は私が中学2年生のときの課題曲でした。『ディスコ・キッド』や『若人の心』もよく演奏していましたので、いろいろな貴記事を拝見するに、いい時代に現役だったのだな、とつくづく思いました。(ちなみに自由曲はカウディル(コーディル?)の「ランドマーク序曲」でした)
 しかし、「ジュビラーテ」の冒頭がホルストの「木星」に関わり深いという話は知りませんでした。不勉強を30年以上経って反省しています。
 でも、言われてみれば、確かに合点がいきますね。シンコペーションは吹奏楽(オリヂナル)曲では日常茶飯事でしたので特に気づかなかったのだと思いますが、確かにそっくりです。
 では、また機会あれば。
 失礼しました。

投稿: 長谷部 | 2009年7月 2日 (木) 23時02分

長谷部さん、コメントを有難うございます。私と同学年でいらしたのですね!
私もあの頃の楽曲の方が、今でも素敵に感じられて仕方がないのです。でもそろそろ、全く新しい曲の中で素敵なものに出会いたいなあと思っております。

投稿: 音源堂 | 2009年7月 3日 (金) 13時36分

こんにちは、ジュビラーテ、コンクールで演奏しました。
 楽器からは離れてしまいましたが、自分が演奏した曲はやはり印象が強いですよね。
 私はTUBAだったのでこの曲を聴くたびに部活での全体練習のみんなの後ろ姿を思い出します。
 夏の暑い音楽室や汗びっしょりの背中?、あるいはパートパートで頑張るひとりひとりを思い浮かべて聴いています。
 懐かしかったのでコメントさせていただきました。ありがとうございました。

投稿: 根無し草 | 2009年12月 1日 (火) 17時02分

根無し草さん、コメントを有難うございます。
吹奏楽はまさに演奏参加型の音楽であり、演奏が身近にあるからこそ鑑賞にも独特の味があり、またさまざまな思い出とともに存在しているといえますね。

私は「かぞえうた」でしたから^^)「ジュビラーテ」というと緊張漲るコンクール会場の情景や音が思い起こされます。思えば、結局この年の”西部大会銀賞”が私が獲得した中で最高の賞なのでありました…。

投稿: 音源堂 | 2009年12月 1日 (火) 23時47分

こんにちは、初めてコメントさせていただきます。
78年は中2で、大分県コンクールはずっと客席で聴いていました。県代表になった別府商業の課題曲がこの曲で、録音したテープを擦り切れるほど聴いたのを懐かしく思い出します。
その年の課題曲で「かぞえうた」はその後、高校時代に演奏する機会があったのですが、「ジュビラーテ」はついにその機会に恵まれませんでした。
こちらのブログで譜面の一部を見ることができ、とても懐かしい気持ちでいっぱいです。
…この年の中学校県代表は確かO中ともう一校…?

砂丘の曙を歌いまくった石田中学の演奏、ぜひ聴いてみたかったですね。

懐かしさについついコメントをしてしまいました。本当にありがとうございました。

投稿: のこのしま | 2010年3月15日 (月) 00時07分

のこのしまさん、初めまして。同郷にして同い年ですね!今後とも宜しくお願い申し上げます。

>…この年の中学校県代表は確かO中ともう一校…?
78年の大分県中学の部は県南2校が代表でした。私はその片方に所属し、西部大会では念願の?”脱・銅賞”を果たした年です。無理せずに易しい曲で臨んだのが良かったかもしれません。

非効率かつ前時代的ではありましたが、当時はとにかく朝から晩まで練習していた、懐かしい日々です。石田中なんて、遠い遠い天の上の存在でしたねー。

投稿: 音源堂 | 2010年3月15日 (月) 12時57分

大変にご無沙汰致しております。
先日の演奏会、残念ながら急な仕事が入りまして行けませんでした。誠に申し訳ございません。さてジュビラーテですが高1の時にコンクールで演奏させて頂きました。中学を卒業して高校へ入学したのですが私の入った学校はCLはヤマハのプラスチックで出来たカレッジモデルが6本しか無くHrに至ってはメロホンが3本と、とにかく楽器が無く母校の中学や周辺の学校から楽器を借りてコンクールに臨みました。結果は西部大会に県代表で初出場を決めましたが(^^ゞ 当時、ジェイガー人気が凄まじかったですね! 本当に演奏出来て良かったです。つたない演奏ですが当時の演奏がユーチューブでUPされてますので良かったら覗いみて下さい。それでは失礼致します。

投稿: h.tama | 2010年4月13日 (火) 03時04分

h.tamaさん、ご丁寧に有難うございます。
ジュビラーテの年は、西部大会は戸畑でしたね。私たちのように「かぞえうた」を選んだ者はジュビラーテに妙な憧れみたいなものがありますね。実は社会人になってからこの曲採り上げてオープニングに据え、振らせてもらいました。やっぱり楽しかったです!

投稿: 音源堂 | 2010年4月14日 (水) 21時18分

はじめまして。のだめカンタービレで1812年を久々に聴き(高2の自由曲でした)課題曲ってどんなんやったかなぁ・・とたどるうちにジュビラーテやん!って。すごいなつかしくてたまりません。私はシンバルでした。今改めて、ブラスやっててよかった~と思えます。

投稿: rarara | 2010年4月25日 (日) 22時14分

rararaさん、ようこそお越し下さいました!
課題曲って有無を言わさず大きな想い出になっていますよね。「ブラスやっててよかった~」全く同感です。
「のだめ」もお好きなんですね。ぜひ別館(annex)の方も覗いてみて下さいね☆

投稿: 音源堂 | 2010年4月25日 (日) 23時00分

 ご無沙汰をしております。昨日テレビで『ジュビラーテ』を聴く機会があり、無性にこちらを訪れたいと思った次第です。3年前に30年前のことを書いていた自分のコメントに何やら妙な感慨を覚えました。

投稿: 長谷部 | 2012年6月 4日 (月) 20時14分

長谷部さん、お久しぶりです!
楽曲に関する全くの新稿は、もう8ケ月も書けていません。骨折入院だの、職場異動したと思ったら業務出向だっただの、ペースの掴めない毎日が続いて、どうにもならないのです。
…でも、何とかもうすぐ書けそうです。またぜひお越し下さいね☆

投稿: 音源堂 | 2012年6月 5日 (火) 20時41分

「ジュビラーテ」を、初めて聴いてから、すでに30数年が経っているんですね。コンクールをはじめ、色々な演奏を数多く聴いてきたつもりですが、この曲の決定盤といえる、文句なしの演奏にはまだ出会ってません。なにか、お推めの強力盤ありますか?

投稿: ブラバンKISS | 2014年6月 2日 (月) 23時32分

ご無沙汰です。なんか、最近暑くなってきましたね。管理人様も体調に気を付けて、Tbお励みくださいませ。
なにわOWのライブCDが発売になりましたね。驚いたのは、その収録曲。まさか「ジュビラーテ」と「インペラトリクス」が入っているではありませんか!まさか、この年になって、この2曲のプロ楽団による新譜に出会えるとは・・・。長生き?はするものです。序曲「インペラトリクス」は、70年代のコンクールでは、よく演奏されていましたよね。一歩間違うと「時代劇」の音楽になってしまいそうなこの曲が、なぜか強烈に心に残っています。インパクトのある出だしから、印象的な雰囲気の中間部。そして再現部~エンディングに一気呵成に進んでいく。ハマれば、圧倒的な拍手で迎えられる。そんな、中学・高校生がたくさんいましたね。私は、中学時代、コンクールの県大会で、一つ前の学校がこの曲を演奏し、見事に金賞。いやあ、うまかった。うちは銀賞。(でも前年銅賞だったので良かった。)中間部のフルート、ブラス、パーカッションとも、かなり力量が問われます。うるさく重い演奏に出会ったら最悪。テンポの設定も重要。すみません、本題の「ジュビラーテ」から逸れてしまいました。こちらは、この78年に会場のどこからでも聞こえてきた曲。プログラムを見ても、ほとんどこの曲(課題曲A)。耳タコ状態になった夏でした(笑)。しかし、最初の木管群のトリル、ブラスの発音、シンコペーションリズムの処理、中間部のフルートの入りから大きなメロディラインのフレージング。Tp泣かせのソロなど、盛りだくさんの楽曲でした。しかし、感動的な名演には未だ巡り合えてません。この曲の本当に難しいところですね。また、これからも取り上げてほしいナンバーです。(ジェイガーの名前も、見かけなくなって久しいですもんね。)

投稿: ブラバンKISS | 2016年6月12日 (日) 17時37分

ブラバンKISSさん、暫くです!
この曲には前にもコメントいただいてたんですね。(お返事してなかったのは、閉鎖期間に入っていた時期だったからですね…。)おかげさまで出稿数はあまり増えていませんが、元気で楽器の練習に励み、また色んな音楽を聴きまくり、Blog出稿に向けた執筆も複数稿同時に進めております。

「ジュビラーテ」は録音が徐々に増えてきていますが、私も未だ決定的名演というものに出会えておりません。Allegroの主題がポリフォニックで難しく作曲者意図通りの鮮烈な響きがなかなか聴けないことと、中間部にロマンチックさが足りない演奏が多いですね。また、Allegro再現部の主題が大きな音楽の流れで楽器間を循環していくさまを聴きたいものですが…。いつか感動の名演と出会えますよう、私も祈っている一曲です。

投稿: 音源堂 | 2016年6月12日 (日) 18時33分

若人の心は、小編成「でも」使えるのではなく、完全に小編成(B編成)のための課題曲として設定されていたと記憶しています。
したがって大編成(A編成)ではもともと演奏の対象外だったのでは。

投稿: とらまる | 2016年6月19日 (日) 09時00分

とらまるさん、そうですその通りです。「若人の心」は1977年の「Bの部以下の課題曲」でした。(本稿の表現もそれを意味しています。)
で、私の生まれ育った大分県では前年と同様だろうという勝手な思い込みがあったようで、1978年の「砂丘の曙」をAの部で演奏するバンドはありませんでした。で、西部(九州)大会に行ってみたら何と当時のNo.1バンド石田中(だけ)が「砂丘の曙」だったので、「え~演っても良かったんだ~」と驚いたのを記憶しています。
考えてみれば翌1979年も課題曲E「朝をたたえて」が存在することすら大分県では認識されてませんでしたし、西部(九州)大会でも演奏しているバンドはありませんでした。で、1978年1979年とも全国大会ライヴ盤であの阪急の名演を聴き、さらに吃驚させられたわけです。^^)
昔からコンクールというのは最大の関心事でしたが、地方の情報環境というのはそんなものだった時代でしたね。

投稿: 音源堂 | 2016年6月19日 (日) 09時44分

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