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2007年5月 4日 (金)

夢と現実 (2007.5.2.)

1_12La Folle Journée au Japon 2007 が5月2日から開幕、会社を午後休暇扱い(実際には90分抜け出しただけだったけど)にして、公演No.112を聴きに出掛けた。




※リーフレット 「lfj_leaflet.jpg」をダウンロード 
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2_19「のだめ」効果もあって幅広くなった聴衆層に、手軽な値段でミニ・コンサートを聴かせていこうというこの試みは面白い。休みでない人もいる日中の時間なのに、大変な盛況である。

♪♪♪

この公演を選んだのは、最近大好きになったラヴェルのピアノ協奏曲が聴けるから!

3_6オール・ラヴェル・プログラムで、「亡き王女のためのパヴァーヌ」→「ピアノ協奏曲」→「ボレロ」の順に演奏。どれも好きな曲ばかりで、心ワクワク。
ステージ中央にスネアドラムを配したのは、やはり「ボレロ」用かな?


いよいよ始まる。久しぶりのコンサート鑑賞に心が高鳴る。
「亡き王女」冒頭や、「協奏曲」第2楽章をはじめとする、ラヴェルの素晴らしい歌が生で聴けたのはやはり嬉しい。いつもテレビで見ていた素敵な女優が、眼前に現れたかのようだ。

▼▼▼

しかし・・・。

「亡き王女」はどの部分でも一本調子に朗々と奏するOboeソロが、曲から深遠さを奪う。「協奏曲」は快速だが、オケは明確さを欠き”回っていない”。拍に追われ、大きな音楽の流れが作れないソリスト。第2楽章最後のトリルが凸凹したのには幻滅を禁じ得ない。
「ボレロ」は舞踊色を非常に強めた個性のあるものだったが、指揮者がバレリーナさながらに踊らんでも・・・。それより、終盤の弦テュッティでサウンドがふわぁって拡がるところ、何故拡がらない?スネアドラムも最終盤で音符の粒にバラつき。何より、Trb.ソロのミスはTrb.吹きの私をがっかりさせた。
全体に、ふくよかな音の束が聴けなかったのが一番残念だった。

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批判するために聴きにきたんじゃない。楽しみたい。でも満足はできなかった。

私が「録音」という、所詮ヴァーチャルな世界で妄想を拡大してきたに過ぎないってことなのだろう。ライヴ演奏は良くも悪くもこんなもの?フランソワやアルゲリッチが一流オケをバックにしても、毎回「録音」のような演奏ができるわけない。ましてやこのクラスのオケが・・・。「良くやった」って感じ?

演奏者はエラく満足げだ。きっとそうなんだ。これが現実なんだ。

▼▼▼

夢を見させて欲しかった。
いつか、ラヴェルのピアノ協奏曲をコンサートで聴いて、エクスタシーが得られる日は来るのだろうか。

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コメント

パラパラと拝見していますが、吹奏楽と変わったクラシック。なんか同じような音楽の好みの傾向ですね。(^o^)

ラヴェル、せっかくの楽しみが落胆に変わっていく様子、とてもよくわかります。ご愁傷様~。日本にはショパン弾きは多いですがラヴェル弾きは皆無でしょう。珍しい演奏ですが、仕方ないですよね。CDで聴いた方が精神衛生は良いかもしれません。

私はミケランジェリの演奏がトッピンだと思いますが。(^_^)v

投稿: Junco | 2007年5月 9日 (水) 21時04分

続けてコメントをいただき、本当に有難うございます。
いや~、特にライヴ・コンサートの時は、とにかくポジティヴに楽しもうと自分に言い聞かせているのですが、今回は妄想が広がりすぎちゃってて?全くダメでした・・・。

ピアノの曲は私「初心者」です。ぜひお薦めいただいたミケランジェリにもアプローチして見たいと思います。情報有難うございました!

尚、次稿も「変わったクラシック」を予定しております^^)

投稿: 音源堂 | 2007年5月 9日 (水) 21時42分

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