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2007年1月 3日 (水)

ソラス (メキシカン・セレナーデ) / スコット・ジョプリン

__1Solace -A Mexican Serenade
Scott Joplin (1868-1917)

前稿に続いて、ピアノの音色で聴くライト・ミュージックを・・・。


ラグタイムの巨匠スコット・ジョプリンである。この天才音楽家が本格的な評価を得たのは1973年の名画「スティング」に彼の音楽が使用されたころからというから驚く。黒人であった彼は、それゆえに音楽教育を受けるのにも不自由があった時代に生きた人であり、そんな時代背景も評価を遅らせた原因かもしれない。

我々ラッパ吹きにもジョプリンのラグタイムは馴染み深い。ジョプリンのラグタイム集はあのフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)の重要なレパートリーの一つであったし、それは当時の吹奏楽少年に与えられた唯一のFMラジオ番組「ブラスのひびき」(NHK)のテーマ曲でもあったから・・・。
そして現在も、軽自動車のCMに流れるPine Apple Ragをはじめ、ジョプリンのラグタイムはごく身近に聴かれる音楽であり続けている。

♪♪♪

The Easy Winners, Maple Leaf Rag,
The Entertainer, Elite Syncopations ・・・

名作ばかりで数え切れない。
そんな中でもメキシカン・セレナーデと銘打たれた「ソラス」(1909)はまた変り種である。幻想的でもの憂げな、揺れ動く「気分」を表すような、そんな曲想は聴く者の心を確実に立ち止まらせるだろう。
-そして立ち止まったなら、この曲のタンゴ風のリズムに気分を預けてしまえばいい。
※solace : 「慰め」「癒し」の意

PJBEのアンサンブルでも、またサクソフォン・アンサンブルで聴くのも、ジョプリンのラグタイムは素敵である。しかし、ピアノの音色で聴くことこそは別格の味わい。

私の愛聴盤は冒頭画像、Joshua Rifkinのピアノ。いつもふと聴きたくなる、そんな1枚だ。

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コメント

明けましておめでとうございます。本年もまたよろしくお願いします。

ジョプリン、こっちに持ってきてませんでした。この記事のせいで、聴きたい病にかかって大変です。自作自演のピアノロールも残っていて、いくつかは自動ピアノで再生してCD化されているようです。いつか聴いてみたいなあ・・・

投稿: くっしぃ@サウジ | 2007年1月 6日 (土) 06時31分

こちらこそ、宜しくお願いします!

>この記事のせいで、聴きたい病にかかって大変です。

申訳ありませんが、それこそがこのブログの目的ですから^^)どうかご容赦のほど。

投稿: 音源堂 | 2007年1月 6日 (土) 10時04分

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