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2006年8月 6日 (日)

15の絵画による小組曲  J.イベール

Photo_1Petite Suite en Quinze Images
J.イベール
(Jacques Ibert 1890-1962)





交響組曲「寄港地」で有名なフランスの作曲家ジャック・イベール1943年に作曲した、ピアノのための愛らしい小組曲。
その名の通り、
前奏曲/ロンド/陽気な葡萄農家/
星の下の子守歌/暢気な騎士/パレード/
そりすべり/ロマンス/カドリーユ/
水の上のセレナード/ミシン/さようなら/
クロッカス/初めての舞踏会/御者の踊り

の15の小曲から成る。

「通俗的に過ぎる」との評もあるが、私はこの曲が大好きである。小難しいことは何もなく、美しく気の利いた旋律をこれもまた小洒落た伴奏で聴かせる-音楽の元々の楽しみを素で伝えるもので、また子供を慈しむ母親のような大きく暖かい視点が感じられるところが素敵だと思う。ピアノ曲としてのシンプルさも心地良い。
「そーゆーのを通俗的って言うんだよ!」と言うんだろうが、そもそも私にとってそれは音楽の良し悪しとは関係ない。通俗的でも良い音楽は良い音楽であり、私は良い音楽を求めるだけのことなのだ。

15曲の中でも第4曲「星の下の子守歌」(Berceuse aux Etoiles)が一番好き、大好き!ジーンとくる。

Photo
楽譜も買って、自分でも弾いてみた(弾けないけど)が、やっぱりイイ。この曲、作曲者の手によるOboe+Piano版もあるのだが、宮本文昭のソロで聴きたいなあ。
(・・・でも、宮本文昭は2007年3月で演奏活動から引退、大ショック。)

♪♪♪

音源は、この曲との出逢いとなったNAXOSのハエ=ウォン・チャン(Hae won Chung)の演奏(画像参照)をご紹介しておく。NAXOSは”廉価盤”だが、度々こうした有難い出逢いのきっかけとなってくれる。NAXOS のコンセプトは素晴らしい。

同時収録の「物語」(Histoires)の幻想的な曲想、「めぐり逢い」(Les Rencontres, Petite Suite en Form de Ballet) の管弦楽の縮図のような多様さにもご注目!

(Reviced on 2007.11.3.)

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