のだめカンタービレ Lesson134
「のだめ! オレと一緒に協奏曲やろう!!」
プレッシャーから逃れ、子供たちと楽しく過ごすのだめの様子をドア越しに察した真一は、のだめに無理をさせることなくのだめを守って生きていく覚悟を一旦は完全に決めた。
しかし次の瞬間、今度は”本気モード”のだめのベートーヴェンが聴こえてくる…。その感動に思わず落涙した真一はストレートな行動に出たのだった。
冒頭に掲げた一言に、駆け引きも躊躇もない真っ直ぐな真一の想いが込められている。のだめの音楽はステージへ、決して閉じ込めてはならない!-真一に強い信念が戻ってきた。
もうそれだけで充分という気分になる。真一は迷わず、音楽に導かれるままのだめのもとにひたすら真っ直ぐに行き、のだめを求めた!やっぱり真一は素晴らしい…。
♪♪♪
のだめの”原点への逃避”はエスカレートするばかりだった。
想いをぶつけるユンロンの悲痛な諌めからも逃げていく。やりきれないユンロンを慰めるフランクとターニャの曇った表情が、見ていてまたツラい。
のだめはクラシック音楽の世界を窮屈に感じていた。既にのだめの音楽は充分に”自由”なはずなのに…そのクラシック音楽の世界において、パワフルで感動的な個性をのだめは発揮して見せたのだから。
「なにがあっても、音楽と共に生きていく」(オクレール師)とは、気にならないはずがない他人の評価は受け止めつつも、”自分の音楽”を持ち続け、深めていくことだろう。確かに難しいことだが、のだめの才能ならばできないはずはない。
♪♪♪
のだめのベートーヴェンが始まった途端のヤドヴィや子供たちの表情、渾身ののだめの演奏シーンの描写は本当に素晴らしい!
思わず眼を見開き、頬を紅潮させ…最後は真一の頬を涙が伝う。
ああ音楽の感動って、いつもそうだよなあ-って思わされる。
それと同時に、さっきまでアニメの曲を弾いてとせがんでいた子供が、のだめのベートーヴェンに惹きこまれている。理屈なく認められている。ああ、これこそ音楽の夢だ。
…きっとパリの子供たちも、”夜明けのエルガー”の時の由衣子と同じように「のだめちゃんはピアノをもっと頑張った方がいいと思う!」ってなりそうだ。^^)
♪♪♪
のだめは直ぐには割り切れまい、とも思う。いくら真一が真っ直ぐにぶつかっていったとはいえ、あの初めての満月の夜のように「はい、わかりました」は難しいだろうか-。
再会した二人を熱く見守る我々読者に、次の展開が示されるのは1ケ月後となる。
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